※2026年8月時点の情報です。
現物買い+同数の一般信用売り
権利落ち後に現渡
株価変動は抑えられるが、貸株料などのコストは残る
Olive残高判定後の500万円を回すなら、手数料差はほぼゼロ
MRFの購入・引き出しが不要な分だけSBI証券が楽
「らくらく優待取引」があるのでクロス取引は楽天証券が楽
優待クロス(つなぎ売り)は、株価変動の影響を抑えながら株主優待の権利を取る方法です。
この記事ではクロス取引の基本だけを説明し、Oliveプラチナプリファードの資産条件で三井住友銀行に置く500万円を、判定後に寝かせない使い方へつなげます。
優待クロスは現物買い+同数の信用売り
基本の流れは次のとおりです。
現物買い+同数の一般信用売り
→ 権利を取る
→ 権利落ち後に現渡
権利付最終日までに、同じ銘柄を同じ株数だけ現物で買い、信用取引で売り建てます。
株価が下がれば現物は損しますが信用売りは利益になり、上がれば反対になるため、値動きの影響をほぼ相殺できます。
権利落ち日以降に現物株を渡して売建玉を返済する「現渡」を行えば、取引は終了です。
一般信用売りなら制度信用で発生することがある逆日歩はありません。
ただし、一般信用の売建在庫には限りがあります。
楽天証券は「らくらく優待取引」でまとめて発注できる
楽天証券の場合は「らくらく優待取引」が使えます。
現物買い、信用新規売り、現渡予約を1回の注文でまとめて発注できます。
注文画面で概算費用も確認できます。
一般信用短期の返済期限は14日です。早く売り建てるほど在庫は取りやすくなりますが、貸株料は増えます。
配当と優待が丸ごと利益になるわけではない
優待クロスで残る利益は、優待の価値から売買手数料、貸株料などを引いた金額です。
現物株では配当を受け取りますが、信用売りでは配当金相当額を支払います。
配当と優待がそのまま丸ごと利益になる取引ではありません。
しかも、人気の優待銘柄は売建在庫がすぐになくなりクロスできない可能性があります。
長期保有でも優待が良ければ売建開始直後に購入しても良いと思います。
優待に対するコストが許容できるかを考えて銘柄を選びましょう。
Olive残高判定後の500万円はSBI証券がほんの少し楽
この記事で優待クロスを使う目的は、Oliveプラチナプリファードの資産条件の一つである三井住友銀行の円普通預金500万円を、残高判定後も寝かせないことです。
| 証券会社 | Olive残高判定後の流れ |
|---|---|
| 楽天証券 | 300万円:Olive → 楽天証券へリアルタイム入金 → 楽天・マネーファンド 200万円:Olive → カテエネBANK クロス前:MRFを前営業日までに引き出し クロス後:楽天証券 → Olive |
| SBI証券 | 300万円:Olive → SBI証券へ即時入金 → SBIハイブリッド預金へ自動振替 200万円:Olive → カテエネBANK クロス前:カテエネBANKから即時入金 クロス後:SBI証券 → Olive |
SBI証券はSBIハイブリッド預金があれば自動振替されるので注意。
SBI証券・楽天証券とも、対応する即時入金と登録金融機関への通常出金は無料です。
OliveからカテエネBANKへ移す1回も両ルートで共通なので、Oliveの他行振込無料枠内なら実際にかかる入出金手数料はどちらも0円です。
無料枠を使い切っている場合、200万円の他行振込は220円ですが、両ルートで同じため優劣は変わりません。
楽天証券で待機資金にも利回りを付ける場合は、楽天・マネーファンドの購入と引き出しが必要です。引き出しを申し込んだ翌営業日に預り金へ入るため、クロスの前営業日までに操作します。
優待クロス分の資金以外を残してMRF購入に充てると、いちいち引き出したりする手間がないです。
SBI証券の優位はMRFの購入と引き出しが不要な点です。
差は2操作なので大幅ではありませんが、資金移動だけで比べればSBI証券のほうが有利です。
楽天証券:楽天・マネーファンド
楽天証券:入出金
SBI証券:即時入金サービス
SBI証券:SBIハイブリッド預金への自動振替
SBI証券:入出金手数料
三井住友銀行:Oliveアカウント特典
Oliveプラチナプリファード・Infiniteの年会費無料についてはこちらの記事に書いています。



